ピカイチ7㈱小西鍍金 NAZEチャンネル

番組内容

ウチの会社のピカッと光る「一番」はこれ!『NAGAOKA・ピカイチ・カイシャ・カタログ』

NPO法人長岡産業活性化協会NAZEには、素晴らしい技術を持った企業が数多く参加しています。
この度、高い技術力をもった、地域の誇りでもあるものづくり企業をより知ってもらうため、長岡工業高校放送局と連携し、PR動画を制作いたしました。
企業規模が大きくなくとも、他にはない「ピカッと光るイチバン」な強みを持った、特色ある企業が数多存在し、ものづくりの盛んなこの地域の雇用や経済を支えています。ところが、学生・生徒やその保護者の皆さんには、思いのほか知られていません。
長岡工業高校放送局では、地元就職を目指す若者やご家庭に、少しでもこうした企業を知ってもらいたくて、高校生の目線で取材、編集した動画を「NAGAOKA・ピカイチ・カイシャ・カタログ」として制作しました。


【第7回 株式会社小西鍍金 技術顧問 小西統雄 様 からメッセージをいただきました】

我社は金属製品のお化粧係と整形外科医の二足の草鞋を履いて早くも90年。
お化粧係は大変です。だって老人の素顔の肌を赤ちゃんのように綺麗にして下さいという無茶ぶりがままあります。
かつて長岡造形大学学生の卒業作品のめっきを依頼されました。めっきは一般に1色のものです。学生が持ち込んだのは、立体ペンギン。羽や頭は黒くして腹や足の部分は白く、足先は肌色。とても金属では、同一作業では出せない色調。さらに中はがらんどうなので、めっき浴槽には沈みません。普通にめっきはできないのです。でもあきらめません。何度も何度も意見交換をしているうちに、黒い部分は素地を逆立つように加工し、白い部分は滑らかに。肌色の部分は梨地にと。素地の加工方法で仕上がりを変化させ、無事作品が出来上がりました。
以前、青函トンネルの試掘用のパイプに硬質クロムをしていました。青森竜飛岬から北海道までの海底地下部分に使われました。今でもその繋がりでその会社からめっき依頼が来ます。
弊社は営業担当というものはいません。それでいて、よくそんな遠方から仕事がくるものだと思います。
他にも、機械の修理としてすり減ったシャフトを元の状態に戻すということもします。
すり減ったシャフトというのは均一にすり減っているわけではなく、部分的に錆びていたりもします。そんな時は、錆を削り落とし、すり減った部分を均一に修正してから必要な分、めっきを盛って元の太さにします。
長岡市は江戸時代の鋳物師から始まり、明治の東山油田、昭和の産業機械と、ものづくりの盛んな街です。皆さんもこの産業を盛り上げるために一緒に頑張ってみませんか。


この動画をご覧になった皆さんが、まるでご自身で工場見学をしたように思って頂けたら幸いです。
NAZE会員の企業は、まだまだ沢山有ります。動画は、随時更新されますのでご期待ください。
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